米キャピトル、10' モノラル盤T549 ５４年録音 いきなりジュフリー作の傑作 Four Brothersで始まるマルチ・リード奏者、ジミー・ジュフリーの代表作。 Four Brothersの初出であるウディ・ハーマンのセットではズート、ゲッツ、アル・コーンにサージ・チャロフに依る名演に対して本作ではジュフリー、シャンク、シェルドン、ロジャースで、若干見劣りはしますが音では負けてはいません。 ２つのセッションから成っていて、Four Brothers, Sultana, Nutty Pine, Wrought of Iron がピアノレス・セプテットに依る５４年録音。 同じ５４年録音の Do It!, All For You, I Only Have Eyes For Youはジュフリー、シェルドン、フリーマン、カウンス、シェリー・マンのクィンテット演奏となっており、ところどころでジュフリー特有の実験性が見え隠れします。 レーベルは紫にリングが入った、５３年から５６年まで使用されたオリジナル盤。
Jimmy Giuffre (ts, cl, bars) Bud Shank (as) Jack Sheldon (tp) Shorty Rogers (flh) Bob Enevoldsen (valve tb, b) Ralph Pena (b) Shelly Manne (ds) Russ Freeman (p) Curtis Counce (b)
Four Brothers Sultana Nutty Pine Wrought of Iron Do It! All For You I Only Have Eyes For You
