米コロンビア、モノラル盤CL936
５６年録音
J.J.ジョンソンとのコンビ、Ｊ＆Ｋの白人トロンボーン奏者の第一人者、カイ・ウィンディングがＪ＆Ｋ解散後に吹き込んだ作品。
カイはテクニックの上ではＪＪを凌駕することが出来なかったですが、味わいとモダンなフレージングでは一歩もひけをとっておらず、本作ではトロンボーン４本をフロントに据えるという奇抜なアイデアで驚かせます。
ウディ・ハーマン、ライオネル・ハンプトン楽団等で活躍したカール・フォンタナ、やはりウディ・ハーマン楽団出身のウエイン・アンドレ等が参加。
オープン、カップ、ミュート、カップ・ミュート等を駆使して異なった音色を聴かせる厚いトロンボーン・アンサンブルが実に楽しく、本作を聴けばボントロの見方が変わる可能性大。
Deep Groove
Kai Winding (tb)
Carl Fontana (tb)
Dick Lieb (tb)
Wayne Andre (tb)
Roy Frazee (p)
Kenny O'Brien (b)
Jack Franklin (ds)
Whistle While You Work
My Little Girl
Blue Room
Nutcracker
Breezin' Along The Breeze
Jin And Andy's
Old School Ties
Captain Kut-cha
Every Girl Is My Valentine
Blanket Of Blues
Sunday
Nice Work If You Can Get It
I Want To Be Happy
ジャケットの右下角に潰れと折れ皺、天割れ２センチ半はテープで補修済み、底抜け４センチ、エッジに擦れ、裏面が若干黄ばんでいて右上にテープ痕、右下に染み痕がありますが概ね良好です。
盤質良好です。
