米ノーグラン、モノラル盤MGN1014
54年録音
ブルーノート盤 Tal Farlow Quartetに続く54年のリーダー作で、今回のサポートは同じギターではなく、西海岸で活躍したジェラルド・ウィギンズの軽い、スィンギーなピアノだから余計にタルのギターが際立つ作品。
タル・ファーロウといえばエディ・コスタ、ヴィニー・バークと吹き込んだ Talが有名ですが、それにも劣らないほどの出来の本作にはオスカー・ピーターソン・トリオ在籍中のレイ・ブラウン、西海岸を代表する名ドラマー、チコ・ハミルトンが参加し西海岸で録音が行われています。
名曲 Autumn In New Yorkでのしっとりとした繊細なプレイも素晴らしいですが、スピード感あふれる Cherokee等ではタルのテクニック全開のわくわくするような太いギターの音色が冴え渡るサウンドは最高です。
Guitar Artistry ofとしてヴァーヴからも再発されていますがオリジナルはこちらになります。
フラット・エッジ。
Deep Groove
Tal Farlow (g)
Gerald Wiggins (p)
Ray Brown (b)
Chico Hamilton (ds)
I Like To Recognize The Tune
Strike Up The Band
Autumn In New York
And She Remembers Me
Little Girl Blue
Have You Met Miss Jones?
Tal's Blues
Cherokee
ジャケットには若干のリングウエア、天割れ18センチはテープで修復済み、底割れ約左20センチもテープで補修済み、裏面が黄ばんでいて、上部二ヶ所にテープ、底部にテープ痕がありますが概ね良好です。
レーベルB面に剥がれがあります。
盤の数ヶ所にすり傷や傷があり、ところどころでチリパチノイズがしますが概ね良好です。